初めての利用でも大丈夫!工務店に依頼する人が押さえておくべき基本情報まとめ
このサイトでは初めて工務店を利用する方に向けて、抑えておきたい基本情報をご紹介しています。
初めての依頼は誰でも多少の不安があるもの。
しかも多くの方が一生に一度とも言えるような大きな買い物なので尚更です。
注文住宅の施工後に欠陥住宅などのトラブルが全くないわけではありません。
そのため依頼先を選ぶ際は慎重になることも大切です。
満足のいく家づくりが行えるように、事前に知っておきたいポイントをお伝えします。
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初めての利用でも大丈夫!工務店に依頼する人が押さえておくべき基本情報まとめ
- 工務店とハウスメーカーの建築に関する違い
- 小規模な工務店だからこそ実現できるメリット
- 事前の対策で工務店のデメリットを最小化
- 工務店に依頼するなら予算の確保が先決
- 工務店が得意とするセキュリティ強化の手法
- 工務店が周辺住民から頼りにされる理由とは
- 工務店の工期に大きな影響を与える要因
- 工務店が実施しているキャンペーンを確認
- 工務店の施工実績について数年分をチェック
- 工務店の在来工法とはどの様な仕組みでしょうか
- ツーバイフォーを工務店に頼むのが良い理由
- 高度な鉄筋コンクリート造の相談も工務店ならできる
- 住宅建設のための地盤改良工事は工務店に相談しよう
- 下請け型の工務店は高度なノウハウを共有しているケースがある
初めての利用でも大丈夫!工務店に依頼する人が押さえておくべき基本情報まとめ
工務店を決める際の最初の基本情報は、まず複数社の見積もりを取ることがポイントです。
見積もりには工事にかかる費用が項目ごとに記載されているのですが、複数社を比較することで建てたい家の相場を把握することができます。
また見積もりを元に、分かりにくい点は質問して説明を受けたりコミュニケーションをとることで営業マンの人柄などが見えてくることも。
工務店は見積もり内容にしっかり目を通し、比較検討して慎重に選ぶことが大切です。
工務店とハウスメーカーの建築に関する違い
工務店とハウスメーカ-ではさまざまな面で違いがありますが、建築の仕方においても相違点があります。
工務店は地域密着型の家づくりに取り組んでいますから、その土地の風土にマッチした住宅を建築できる点が大きな強みです。
また、原則として設計から現場での家づくり、アフターサービスまで一貫して自社で行いますから、柔軟な対応が期待できるでしょう。
例えば、設計図を作る段階からデザインや仕様など、わがままを通せます。
さらには着工後、新たに変更して欲しい部分が生じた場合も、ある程度対応してもらえます。
それに対し、ハウスメーカ-の家は下請け会社に工事を任せていることが多く、加えて工場で作り上げたパーツを組み立てていくやり方が基本ですから、着工後の変更は困難とされます。
そして、デザインや間取りの選択肢は限定的になるのが基本です。
しかしながら、多様な構造や工法の家づくりを行える点や、安定した品質を期待できるなどのメリットがあります。
小規模な工務店だからこそ実現できるメリット
小規模な工務店に家づくりを依頼する最大のメリットは地域に根ざしているというところで、自宅の敷地内や近隣に事務所を構えてくれている工務店も多く、イベントや町内会などでの付き合いを通してその地域住民から大きな信頼を獲得しています。
小規模で地域に根ざした工務店は地域に密着した営業活動をしていることが多く、その地域ならではの特徴をしっかりと把握しているため、交通事情や気候風土などといった住宅建築に欠かせない条件を頭に入れながらプランを提案することができますし、地元を拠点としていることから地域の実情を細かく理解しているので、建設予定地の条件はもちろん周辺の生活環境に配慮した設計も可能になってきます。
さらには建築資材や設備を決めて商品化しているところが少ないので依頼主の希望に合わせて選ぶことができますし、工務店での住宅建築は自由設計のスタイルが一般的であるため、個性的な家づくりを目指す人には理想的といえます。
事前の対策で工務店のデメリットを最小化
家づくりでハウスメーカーではなく工務店を活用する際の不安は経営基盤に関して、そして住宅の出来栄えについてが大半になるでしょう。
これらのデメリットを最小限にするための対策としては、利用する工務店についてきちんと事前に調査することが大切です。
前者の経営基盤に関する調査は損益計算書や貸借対照表を確認するのが基本です。
そのためには、各自治体が取りまとめている建築業許可申請書類等の閲覧を行う必要があります。
事前に候補になる工務店の建築業許可番号を控え、自治体が指定する閲覧可能な窓口を訪問し、状況を確認しなければなりません。
この際、貸借対照表もチェックして借入金などの負債状況を見ることが大切です。
近年では着工件数が多くても倒産してしまうところも見られますので、それだけで判断することはやめるべきです。
また、仕上がりの良さを知るにはこれまでの建築実績を知ることに加え、職人の雇用形態や仕事への向き合い方などを知った方が良いと言えます。
できれば現場を担当する職人に会ったり、現在進行形で行っている現場を訪問して仕事っぷりを観察するなどの努力を行いましょう。
これらの取り組みにより、工務店が持つとされるデメリットは大幅に減らせます。
工務店に依頼するなら予算の確保が先決
工務店に注文住宅の建築を依頼する場合に発生する費用は、土地購入費用と建物の建築費用が代表的です。
中でも土地購入は家づくりにおいてたいへん重要な土台になりますから、良い土地が売りに出たらすぐに動ける状態を作っておく必要があります。
そのため、予算計画を立てるだけでなく、頭金や仲介手数料、不動産取得税などの諸費用分の資金を確保し、準備しておきましょう。
資金に関する計画と確保は工務店を利用する際には特に重要です。
なぜなら、工務店は小規模経営で家づくりの設計・施工・アフターサービスに特化している傾向が強く、大手ハウスメーカーのように住宅ローンをはじめとする資金の調達に関するサポートには取り組んでいないケースが多いからです。
しかも、注文住宅を建てるとなると家族の要望がどうしても盛りだくさんになってしまう傾向が強まります。
予算オーバーになってしまうケースがしばしばありますので、ある程度余裕のある計画を立てるとともに、資金調達の目途を付けておくことが求められます。
工務店が得意とするセキュリティ強化の手法
各工務店の中には、耐震性能を高めたり断熱性を高めることだけではなく、生活を送っていく中で安心できるようにセキュリティも強化している工務店も少なくはありません。住宅の形状や間取りによる違いはありますが、まずは玄関ドアはピッキングされにくいディンプルキーや電子キーを備えることも行っています。道路側から死角になる位置には人が出入りできるサイズの窓を設置しないことや、各窓ガラスには防犯ガラスを採用していたり、たとえ割られてしまったとしても室内側のロック機能によってスライドできないサッシも手法の1つになります。浴室や洗面所などは住宅の奥側に設置することが多いのですが、このような場所に取り付ける窓ガラスは外側にステンレス製のフェンスを固定する方法、外側からはサッシを取り外すことができないサッシも使われることがあります。エクステリアに関しては、背の高い外塀やフェンスを取付けると敷地内に勝手に入り込んだ人物は道路側から確認することができません。この対策は背の低めの外塀を作る方法になりますが、プライバシーを優先するようなリビングの掃き出し窓の前面には隙間のある目隠しフェンスを設置する手法も効果があります。工務店で行える方法はこの範囲が基本になりますが、住宅周りの歩行用通路には歩くと音が鳴る防犯砂利を施主側が希望した場合、工務店側で対応できる可能性も否定はできません。
工務店が周辺住民から頼りにされる理由とは
工務店は地域密着型の営業に取り組んでおり、その土地の風土や周辺環境にマッチした家づくりを実現している点が強みとされます。そして、地域から信頼されるためにさまざまな営業努力を行っているのも事実です。中にはその地域の自治会に所属するとともに、イベントを一緒に盛り上げるなどの役割を果たし、周辺住民と良好な関係を築いている店舗も少なくありません。こうした工務店は、当然その地域に住むたくさんの周辺住民の家づくりにも取り組んでいますし、リフォームや水漏れなどのトラブル、外壁塗装など幅広い住宅の困りごとにも素早く対応することで、深い信頼関係を築いています。また、地域住民から信頼されている工務店は、利用者一人ひとりの個性に注目した家づくりを行っている傾向が強いです。発注者が希望する家づくりを最大限の努力と柔軟な対応で応え、それがまた口コミで話題になって新たな利用者を生み出しています。もちろん、入居後のきめの細かいアフターサービスにも励んでいます。
工務店の工期に大きな影響を与える要因
工務店に相談する時には、必ず工期を設定してから契約を行っていくことになります。その期日までに建設作業を行って物件を相手に手渡さなくてはならないので、この契約上の義務は非常に重要です。しかし、どうしようもない状況下で工期が遅れてしまうことはあります。代表的な原因としては、想定外の自然災害があったようなケースです。日本は災害国であるため、想定しないような大雨などに見舞われてしまった場合には安全上の観点からも、建設作業を進めていくことができなくなってしまいます。実際に、台風などがあった場合には命の危険が晒される可能性もありますので、現実的に作業を行うことができません。また、建設中に歴史的な価値のある物などが出てきた時にも作業を進めることができなくなります。一般的には、こうした遅れというのは工務店側の責任になります。一方で、やむを得ない事情によってこういった遅れが生じてしまう時にはその責任を取れない可能性もあるので注意が必要です。
工務店が実施しているキャンペーンを確認
工務店やハウスメーカーでは、お得に住宅を作れるキャンペーンを行なっているケースもあります。これを利用することによって、コストを抑えながらも良い設備などを導入することが可能となります。工務店ごとに内容が異なるため、自分に合ったサービスを行なっているところを選ぶというのもおすすめです。複層ガラスが標準仕様のところがトリプルガラスに変更できるようになっていたり、住宅に床暖房をつけることができる、キッチン3種類を無料で選択ができるようになっている、照明を特別価格で提供してもらえるなど色々な内容で行われます。注意したいのが、内容は時期ごとに変わるという点です。一般的にこのようなサービスは、お正月・お盆・ゴールデンウィークの3回行われていることが多いとされています。これは、家族が集まりやすく家や贈与の話がしやすい時期のためです。検討する人が増える時期でもあるため、工務店などはキャンペーンを多く利用しやすくなっています。
工務店の施工実績について数年分をチェック
工務店は、個人経営を行っている店舗が多いので格差がかなり存在します。特に、地域密着で経営を行っている工務店は独自色が強いので、その地域に強い実績をきちんと残しているかどうかを判断しなくてはいけません。ここで重要になるのが、施工実績です。工務店の場合、大手のハウスメーカーと異なって業務形態にも様々な種類が存在します。例えば、工務店で注文住宅の相談をしたいと考えていた場合であっても、そのサービスを提供していない店舗に相談をしても意味がありません。現実的な問題としては、リフォームなどを中心にサービスを請け負っているところも存在するため、分の目的を達成することができないところに相談をしても意味がないからです。この場合、きちんと目的を達成することができる店舗であるかを確認する必要があります。この確認作業のときに役に立つのが、施工実績です。この部分を確認しておけば、将来的にも安定して作業を行ってくれる店舗であるかどうかを確認できます。
工務店の在来工法とはどの様な仕組みでしょうか
各地域に必ず1つはある工務店で、在来工法を用いたやり方はいくつかありますが、木造軸組構造は柱や梁、鉄筋等を組み合わせた骨組みが基礎になっています。工務店では此処までの工程をどこまで施工可能かが問われる所ではないです。
顧客情報を頼りに様々な方法をアドバイスしたり、顧客のニーズに合わせて商品化をする事務とそのたてものを直接手掛ける現場の職人とは多少の考え方の違いはありますが、木造軸組構造派日本で古くから施工されている伝統的な方法で従来工法とも呼ばれます。
木をべースにしていた時代もありましたが、現在では天候の変化にも強いコンクリートを使用している会社が大半でしょう。
その上に土台を据え付けます。次に柱を建て、梁を渡します。人で例えると骨組みの様な物でしょう。
そこから更に棟木を乗せると大体は完成します。その後に外壁や地下工事へと進むのが一般的です。かぎりある資源を最大限に活用した工法は位までも受け継がれています。
ツーバイフォーを工務店に頼むのが良い理由
木造住宅は強度に不安があるかもしれませんが、ツーバイフォーなら安心感があります。
新しい木造建築の技術で、耐震性に優れている他、気密性能も高まるために冷暖房のコスト削減も期待可能と優れた面が多いのです。
ただし優れていると言っても、施工する業者によって性能は異なります。もちろんコストも異なっているため、悩むことも多いかもしれません。
良い業者を探す方法として考えたいのが、工務店への相談です。工務店は基本的に地域密着型で、ハウスメーカーに比べると画一性よりも個性が光ります。
画一的なのも悪くはないものの、工務店は地元業者との付き合いから、高品質な素材を安く調達できるなど、独特な武器を持っていることが多いのです。
武器がないと大手には対抗できませんから、当然とは言えます。ツーバイフォーに関しても魅力があって、得意としている工務店は少なくありません。
コストパフォーマンスに優れた施工も見込めますから、まずは信頼できるプロを調査してみるのがおすすめです。
高度な鉄筋コンクリート造の相談も工務店ならできる
工務店は、チェーン店でない場合には自主経営でサービスを提供していることが大半です。
そのため、技術力に差が存在するケースが多く高いところでは、高度な鉄筋コンクリート造の相談も十分に行えます。
実際に、鉄筋コンクリートで建設作業を進めていく場合には経験や実績を求められます。
安心で安全な住宅を建設できるようにするのはもちろんですが、そのクライアントが求めている予算や要望の範囲内でプランを提案できなくてはいけません。
自社経営で施工を行っていく工務店であるのならば、こうした条件を十分に満たすことが可能です。
また、素材の観点からも十分な品質を誇っている必要があります。建築基準法や地元の条例、あるいは地盤状況にも詳しい工務店は非常に多いのでそうした観点から安全性の高い住宅を建設することは難しくありません。
特に、地域性が強い場合には地盤に関してもきちんと相談できるのでこのような高度な構造であったとしても十分に建設の依頼ができます。
住宅建設のための地盤改良工事は工務店に相談しよう
将来的に、住宅建設をしたいと考えている場合には工務店に相談することが大切です。
実際に、地盤改良工事の相談を進めていくことができるので効率的に交渉を行うことができるからです。
そもそも、建物を建てる前には本当にその地盤が強固であるかどうかを確かめなくてはいけません。
そうしないと、将来的に建物が傾いたり沈下してしまって大きな損害を被る可能性が高くなってしまうからです。
こうした状況を改善するために、地盤改良工事というものが提供されています。当然ですが、これを行うためには経験豊富な実績が必要になりますので工務店のように、地元の気候や風土に強い店舗に相談をすることは非常にメリットが大きいです。
工事に関連するノウハウを持っていることが多いですし、そもそも地盤が強い地域を見つけることも簡単です。
強化を行うために必要な分かりやすい説明もしてくれますので、工務店に相談する人たちが十分にその説明に納得をして交渉ができるようにしてくれるメリットがあります。
下請け型の工務店は高度なノウハウを共有しているケースがある
工務店の中でも、下請け型でサービスを提供している店舗は技術力が非常に高い傾向が存在します。
例えば、ハウスメーカーの下請けとしてサービスを提供している場合にはそこから提供している様々な経験やノウハウを共有できるようになっているからです。
そのハウスメーカーのブランド力を用いることによって、様々な工法や構造を実現できるようになっていますので、そういった工務店では精度の高いサービスを提供できるメリットが存在します。
実際に、このような工務店の中には専門的に受注を行っていて注文住宅などの細かな要求を実現できるような作業を行っているところも少なくありません。
それだけ、実績や経験が存在する職人が在籍していることの証明でもありますので、非常に頼りがいがあります。
大手の会社の中には、分譲住宅などを提供していてその施工を工務店に任せているところもありますので、高度な技術力を持って様々な工法やノウハウを持っていることに違いありません。